乳腺症.com(症状・原因・治療法)

乳腺症?

なんだか胸が痛い・・・
しこりもある気がするんだけど・・・
これってもしかして病気!?

知らないことがあると不安になるものです。
ここでは、乳腺症の原因や症状、治療法(食事など)、
またその予防法などを紹介しています。
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乳腺症の原因

女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の
過剰が引き金になるとされています。

なぜエストロゲンが過剰になるかと言うと、
プロゲステロン(黄体ホルモン)とのバランスが崩れてしまう為だと言われています。


⇒乳腺症の原因

症状(痛み、石灰化など)

WEB上には実に様々な情報が溢れています。
乳腺症の症状(しこり・乳頭分泌・乳房の痛み)や乳がんの症状など、
調べればいくらでも出てきます。

しかし情報はあくまで情報に過ぎません。

『乳腺症にかかったことがあると乳がんになりやすい』
といった事実ではない「情報」も真実のように書かれていることもあります。


情報は参考程度にとどめておいて、
不安を感じる症状があるのであればすぐに病院へ行きましょう。


⇒症状(痛み、石灰化など)

妊娠・出産との関係

◆乳腺症にかかりやすい人
・出産経験が少ない人
・授乳したことがない、または授乳期間が短かった人
・中絶の経験がある人
・流産の経験がある人
・脂肪分が多い食生活をしている人
・ストレスが溜まっている人


⇒妊娠・出産との関係

治療法

乳腺症という症状は患者さんにとっても、乳腺専門医以外の医師にとっても、
あいまいで分かりづらい疾患です。

・検査の結果、腫瘍はなかった

・しかし、しこりはある

・"正常な状態"だとは言い切れない


こういう状況下で他に適当な診断名が無い時に
「乳腺症」だと診断している医師がいるということをご存知でしょうか?

乳腺症が乳腺疾患の中で最も多く見られる疾患であるとされているのは、
こういった理由があるからなのかもしれませんね。

◆乳腺症ではなかった!

さて、こんなことがあります。
乳腺専門医以外の医師に乳腺症だと診断を受けた方が、
再度乳腺専門医の診察を受けたところ、
再度乳腺症だと診断される方は意外に少ないのだそうです。

中には乳頭腫や繊維腺腫、進行ガンが発見されることもあるそうです。


⇒治療法

食事療法

乳腺症の食事療法としては、脂肪やカフェインの制限を行っていきます。

乳腺症はホルモンバランスが崩れることが原因ですから、
ホルモンに影響があるような食べ物は避けるべきでしょう。

他には老廃物を増やしてしまう食品や脂質代謝を下げてしまうものも
摂るべきではありません。

◆避けた方がいい食べ物

・マヨネーズ、生クリーム、チーズ、アイスクリーム、ケーキ
  卵・牛乳を含む食材

・ラード、マーガリン、バター、ラーメン、クッキー、パスタ、ドレッシング
  酸化脂質または飽和脂肪

・乳糖、ざらめ、白砂糖、氷砂糖、果糖、還元糖、ブドウ糖
  精製糖

・缶コーヒー、コーラ、ジュース
  清涼飲料水

乳腺症は痛みを伴いますので、そういった場合にはお茶の内服をすることもあります。

ただし乳腺症の症状は一生続くものではありません。
閉経した後には乳腺症の症状は嘘のように消えていきます。


⇒食事療法

予防するには?

はっきりとした原因は分かっていませんので明確な予防法はありません。

ただし、食事療法で摂取を制限されているカフェインや脂肪分は
普段から抑え目にしておいた方がいいかもしれませんね。

乳腺症にかかると痛みがひどいケースもあり、
そうなると漢方やホルモン治療を行わなくてはいけなくなってしまいますから。

また、乳がん検診を定期的に受けておくと乳腺症の早期発見にも役立つと言えます。


⇒予防するには?

乳がんのしこりとの違いは?

乳房にしこりができる疾患。
さて、しこりときたら誰もがまず思い浮かべるのはやはり「乳がん」ですね。」

しかし乳房にできるしこりはすべて乳がんなのでしょうか?

実は乳房にしこりができたと病院を受診する方の約80%は、良性疾患なのです。
一番多く見られるのが「乳腺症」。
ホルモンバランスが崩れて、エストロゲンが過剰になってしまう事が原因です。

決して珍しくない疾患なのですが、
乳がんと区別することは医師でなければできません。

悪性腫瘍である乳がんのしこりと良性疾患である乳腺症のしこり。
この2つの大まかな特徴だけでも、知識として知っておいてもいいかもしれませんね。


⇒乳がんのしこりとの違いは?

母乳育児は可能?

乳腺症は乳腺疾患の中でもっともよく見られる疾患で、珍しい症状ではありません。
また、乳腺症にかかっていたとしても母乳の分泌量に変化はありませんから
母乳育児を選択しても何の問題もありません。


⇒母乳育児は可能?

乳腺炎とは違う?

◆乳腺症
中年以降の女性に、
女性ホルモン(エストロゲン、プロラクチン、プロゲステロン)の影響で起こる症状です。

◆乳腺症の症状

・乳房表面に凸凹したしこりができる
・痛みがある(生理周期に合わせた痛み)
・乳頭に白色または透明の分泌物が認められる

◆治療について

超音波検査、レントゲンで異常がなければ特に治療の必要はありません。
※痛みが強ければ薬物療法を行います。

◆乳腺炎

妊婦の方、男性、出産経験のない女性誰にでも起こる乳腺疾患です。

母乳が詰まって炎症を起こすうっ滞性乳腺炎
乳首の傷から細菌感染して炎症が起きる化膿性乳腺炎の2種類の炎症があります。

うっ滞性乳腺炎は、
炎症がひどくない場合にはマッサージで改善することもありますが、
化膿性乳腺炎は膿瘍がひどければ切開して膿を取り出すこともあります。


⇒乳腺炎とは違う?

男性も乳腺症になる?

男性の乳腺症の可能性はあまり考えないでいいでしょう。

ただし、男性も女性ホルモンは持っていますから、
女性ほどの頻度ではありませんが乳房に腫瘍ができることはあります。


⇒男性も乳腺症になる?
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